高学年(U-11・U-12)に差し掛かる時期、掲示板上で急増するのが「選手の引き抜き」や「チーム移籍」に関する投稿です。かつてはタブー視される傾向にあったジュニア年代の移籍ですが、現在はプレイスタイルの不一致や出場機会の確保、より高いレベルへの挑戦を理由とする移籍が一般的になりつつあります。
実際の保護者への聞き取り調査では、次のような生の声が寄せられています。
「少年団で主力だったが、中学を見据えて強豪クラブに移籍した。練習の質と周りのモチベーションが段違いで、技術の伸びを実感している」(U-12保護者)
「掲示板で『選手を集めまくっている』と批判されていた強豪チームに入ったが、実際は一人ひとりの課題に向き合う熱心な指導で、ネットの悪評は単なる敗戦側の嫉妬だと感じた」(U-11保護者)
一方で、愛知少年サッカー移籍事情の背景には、公式戦登録規程(JFAの二重登録禁止ルールや移籍猶予期間)の存在や、移籍先での激しいポジション争いによる出場機会の喪失といったリスクも潜んでいます。環境を変えれば必ず成長できるという安易な期待は禁物です。