ネット上の掲示板や知恵袋、ジュエリー加工職人の現場から寄せられた生の声には、アプリ測定の恩恵と残酷な現実がリアルに映し出されています。
都内のジュエリーリフォーム工房に勤める熟練職人は次のように語ります。
「最近は『無料アプリで測ったから間違いないはず』と自信を持ってネット注文し、届いたプラチナリングが全く入らずに駆け込んでくるお客様が本当に多いです。特に全周にダイヤモンドが留まったフルエタニティリングや、硬度の高い鍛造(たんぞう)リングは構造上サイズ直しができません。アプリが示す数値はあくまで参考値。高額な買い物の決定打にするにはリスクが高すぎます」
一方で、フリマアプリのヘビーユーザーからは好意的な意見も寄せられています。
「実家の引き出しから出てきた古い指輪を出品する際、手元にゲージ棒がなくてもアプリに乗せるだけで即座に『11号相当・内径約16.3mm』と記載できるため重宝しています。出品写真にアプリの測定画面をスクショして載せることで、購入者とのサイズトラブルが激減しました」(30代女性・フリマ出品者)
道具としての特性を深く理解し、「手持ち品の出品や日常のファッションリングの目安」として割り切って使う分には、これ以上ない利便性をもたらしていることが分かります。