「ティーバッグはお手軽だが味は一段落ちる」という先入観は根強く存在します。しかし、ソーシャルメディアや検証コミュニティでは、「淹れ方を変えただけで安価なティーバッグが専門店の味になった」という報告が数多く寄せられています。
紅茶専門店のおすすめ手順をベースにした、ティーバッグの入れ方の核心は以下の3ステップに集約されます。
1. カップをあらかじめ温め、熱湯を先に注ぐ
多くの人が「カップにティーバッグを入れ、その上から熱湯を注ぐ」という手順を取りがちです。しかし、上から熱湯を叩きつけるとバッグ内に空気が閉じ込められ、茶葉が湯の中で泳ぎにくくなります。「温めたカップに熱湯を注ぎ、その後にティーバッグを静かに滑り込ませる」のが正しいプロの作法です。
2. ソーサーやラップで「蓋」をして蒸らす
熱湯を注いだカップからは、香気成分とともに熱が急速に逃げていきます。小皿やソーサーで蓋をして1分半〜2分間しっかりと密閉蒸らしを行うことで、ポット内部と同様の高温蒸らし環境を疑似的に作り出せます。
3. 絶対にスプーンで押し潰さない・振り回さない
濃い色を出そうとしてスプーンの背でバッグをカップの壁面に押し付けたり、激しく上下に振ったりする行為は、茶葉の細胞壁を破壊し、未成熟なえぐみや微粉末を強制流出させる最大の原因です。引き上げる際は、静かに2〜3回ゆすって余分な湯を切り、そっと引き上げるだけで十分です。