現在、全国的に進められている中学校部活動の地域連携・地域移行は、香川県の中学バドミントン界にも大きな構造変化をもたらしています。従来は「中学校の部活動」が練習の主軸でしたが、近年は香川県ジュニアバドミントンクラブチームに主軸を置きながら大会に出場する形態が一般化してきました。
現場取材で見えてきたのは、指導環境の専門分化です。学校部活動では顧問教員の異動に伴い指導方針が変わるリスクがある一方、民間・地域クラブでは指導歴の長い専任コーチが小学生から中学生まで一貫して指導を担当します。保護者への聞き取りでは、「子どもの適性や目標(全国出場か健康維持か)に応じて、クラブと部活を明確に使い分ける家庭が増えた」という証言が多数得られました。
一方で、学校単位の団体戦にかける情熱も依然として色褪せていません。クラブで高度な技術を磨いた選手が学校の看板を背負い、仲間を鼓舞しながら戦う姿は県総体ならではの醍醐味であり、選手同士の絆をより強固にする重要な舞台として機能しています。