真菌と細菌の違いとは?抗生物質が効かない理由と最新治療を徹底解説

真菌と細菌の違いとは?抗生物質が効かない理由と最新治療を徹底解説

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2026年の医療現場において、真菌治療は画期的な進化を遂げると同時に、新たな脅威への警戒を強めています。特に国民病とも呼ばれる水虫と、常在菌の日和見感染であるカンジダ症を取り巻く環境は大きく変化しています。

白癬菌カンジダの最新治療情報において特筆すべきは、爪白癬(爪水虫)治療の選択肢の広がりです。かつては肝機能への負担が懸念され、定期的な血液検査が必須だった内服治療ですが、現在では相互作用が少なく服用期間が短い新規トリアゾール系抗真菌薬(ホスラブコナゾール等)の処方が定着しています。さらに、爪のケラチン層への透過性を高めた外用液(エフィナコナゾール、ルリコナゾール等)の改良も進み、内服薬が飲めない高齢者や持病を持つ患者でも、外用単独で完全治癒を目指せるケースが増加しました。

一方で、世界的な課題として浮上しているのが「多剤耐性真菌」の台頭です。米疾病対策センター(CDC)や世界保健機関(WHO)が最優先警戒リストに指定する真菌「カンジダ・アウリス(Candida auris)」は、複数の抗真菌薬に耐性を持ち、院内感染を通じて重篤な血流感染症を引き起こすリスクが指摘されています。国内の高度医療機関でも、遺伝子検査(PCR)や質量分析を用いた超高精度の真菌同定システムが稼働しており、感染初期に正確な菌種を特定し、適切な薬剤を選択する個別化医療が加速しています。

石川 優花
著者

石川 優花

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。