アコースティックギター(アコギ)とエレキギターでは、描くべきパーツの優先順位がガラリと変わる。アコギを描く際の要は、サウンドホール(中央の丸い穴)の奥行きと、ボディ内部に響く音を感じさせる木目の質感描写だ。ブリッジピン(弦を留めるパーツ)やロゼッタと呼ばれる穴の周りの装飾線を丹念に描き込むことで、木製楽器特有の温かみが画面に宿る。
対してエレキギターは、メカニカルなパーツの密度が命となる。ピックアップ(マイク部分)の金属質感、ブリッジのネジやコマのディテール、ジャック挿入口の金属光沢など、硬質な素材感の対比を意識することが重要だ。また、初心者が陥りがちな「指板のフレット間隔が等間隔になってしまう」というミスを避けるため、ブリッジに向かって徐々に幅が狭くなるパース表現を忘れてはならない。