のど自慢で選曲する際、最大のハードルとなるのが「商業的商標(商品名)」と「過激な歌詞表現」です。これらは番組の公共性を担保するために極めて厳密なチェックが行われます。
代表的な事例が歌詞に含まれる固有名詞です。過去の歌番組でも山口百恵さんの『プレイバックPart2』に登場する「ポルシェ」が「車」に言い換えさせられたエピソードは有名ですが、のど自慢の舞台でも同様の配慮が求められます。コカ・コーラ、特定のタバコ銘柄、高級ブランド名などが歌詞の中心に据えられている場合、原則として歌詞の変更を打診されるか、予選選考で見送られる要因となります。
さらに、以下の要素を含む楽曲は予選通過が極めて困難です。
・過激な暴力・反社会的表現:犯罪を助長する言葉や薬物を連想させるフレーズ
・過度な性描写・差別的用語:昼時の全年齢向け放送にそぐわない露骨な表現
・特定の信条・政治的主張:選挙期間前後における政治的偏向を感じさせる楽曲
これらは制作者側の主観ではなく、公共放送が守るべき放送コードの遵守という大原則に基づいています。