ひな祭りの歌に隠された衝撃の真相!歌詞の間違いと怖い都市伝説を徹底解説

ひな祭りの歌に隠された衝撃の真相!歌詞の間違いと怖い都市伝説を徹底解説

ひな祭りの歌に隠された衝撃の真相!歌詞の間違いと怖い都市伝説を徹底解説を徹底追究! 読者が気になる 情報と解説を凝縮して配信します。

作詞者のサトウハチローは、『ちいさい秋みつけた』『かわいいかくれんぼ』など数多の傑作を遺した昭和を代表する詩人です。しかし、彼自身は後年、周囲に対して「あの歌は自分の生涯の汚点だ」「できることなら印税を返上してでも捨ててしまいたい」と漏らすほど、『うれしいひなまつり』を嫌悪していたと伝えられています。

その背景には、前述した歌詞の誤認に対する文学的プライドの傷だけでなく、彼の過酷な家庭環境と夭折した最愛の妹への哀惜が深く横たわっていました。ハチローの父は高名な作家・佐藤紅緑ですが、家庭内は複雑を極め、ハチローは少年時代から激しい反抗期を過ごし、破門や勘当を幾度も繰り返す荒れた日々を送っていました。

そうした孤独な青年期において、ハチローが心から慈しんでいたのが異母妹(一説には姉)の存在でした。彼女は若くして嫁ぎ先が決まり、新しい生活を歩み始めた矢先、当時不治の病と恐れられていた結核を発病。嫁ぎ先から離縁同然で実家へ戻され、ハチローの必死の看病も虚しく18歳の若さで非業の死を遂げました。

この哀しい体験を踏まえて『うれしいひなまつり』の「4番」の歌詞を紐解くと、祝いの歌とは思えない切痛な情景が浮かび上がります。

【うれしいひなまつり 4番 歌詞】
「着物をきかえて 帯しめて
今日はわたしも はれ姿
春のやよいの このよき日
なによりうれしい ひなまつり」

一見すると少女が晴れ着を喜ぶ無邪気な情景に見えますが、3番に登場する「お嫁にいらした姉様に よく似た官女の白い顔」という描写と直結しています。嫁いで間もなく病魔に侵され、青白い顔のまま息を引き取った妹の姿が、雛壇に並ぶ官女の面影に重なり合っているのです。祝祭の華やかさの底に流れる拭い去れない哀愁こそが、サトウハチローがこの詩に刻み込んだ真実の記憶でした。

林 結菜
著者

林 結菜

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。