ネット上で頻繁に浮上する「お台場 東京都 何区何市」という疑問に対し、行政上の正確な事実を述べるならば、「市町村ではなく、東京都の特別区である港区・江東区・品川区の3区が合流する境界地帯」が正解となります。東京臨海副都心というひとつの巨大な近未来都市としてプロモーションされているため、単一の自治体だと錯覚されやすい構造が存在します。
とくに混同されやすいのが、近隣県の大規模臨海エリアとの位置関係です。広大な海と近代的な高層ビル群、大型商業施設が立ち並ぶ景観から、神奈川県横浜市や千葉県千葉市美浜区(幕張)のような独立した政令指定都市の湾岸地区とイメージが重なってしまうケースが後を絶ちません。
現在「お台場」として人々に認識されているエリアは、都市計画上は「東京臨海副都心」(レインボーブリッジの南側に広がる約442ヘクタールの開発地域)を指します。この区域内に、港区の「台場」、江東区の「青海」「有明」、品川区の「東八潮」という4つの町名がパッチワークのように組み合わさっています。現地を歩いているだけでは境界の標識を見落としがちですが、行政管理上は明確に異なる自治体として峻別されています。