セレクトショップとは?直営店との違いから御三家の特徴まで徹底解剖

セレクトショップとは?直営店との違いから御三家の特徴まで徹底解剖

セレクトショップとは?直営店との違いから御三家の特徴まで徹底解剖について重要なポイントを解説いたします。専門家の見解をお届けします。

セレクトショップの心臓部を担うのがバイヤーの存在です。バイヤーはパリ、ミラノ、ニューヨーク、ロンドンなどの主要コレクションや、国内外の合同展示会、さらには地方の隠れた工房にまで足を運び、次のシーズンにヒットするアイテムを半年から1年先に見越して仕入れ契約を結びます。

しかし、現在のセレクトショップ店頭を注意深く観察すると、有名デザイナーズブランドやインポート商品と並んで、そのショップ自体のネームタグがついた「オリジナル商品(プライベートブランド=PB)」が売り場の多くを占めていることに気づきます。

アパレル業界の公開財務データや業界構造を分析すると、この仕入れ商品とオリジナル商品のハイブリッド構造には明確な経営的・実用的理由が存在します。

商品区分役割・特徴価格帯と原価率の傾向編集部の見解・評価仕入れ商品(インポート・他社ブランド)ショップの「顔」としてブランドの世界観や先端トレンドを提示する高価格帯(3万円〜数十万円)
仕入れ原価率が高く利益率は控えめ感度の高い顧客を惹きつける集客装置として不可欠オリジナル商品(PB)日本人の体型に合わせ、仕入れ品のトレンド感を日常使いしやすい形に落とし込む中価格帯(5,000円〜2万5,000円程度)
自社製造のため利益率が高い手頃な価格で洗練されたスタイルを楽しめる実用的な主力商品

大手セレクトショップにおいて、オリジナル商品の売上比率はおよそ50%〜70%程度を占めるケースが一般的です。海外の尖ったデザインや高価すぎるインポート品だけでは日常着としての需要を拾いきれないため、バイヤーが掴んだ最先端の空気感を反映しつつ、日本の気候や体型にフィットさせたオリジナル商品を開発することで、幅広い層から圧倒的な支持を集めています。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。