「悲しいねバナージ」という言葉は、公式には存在しない幻覚のようなセリフでありながら、劇中のどのセリフよりも直感的に『機動戦士ガンダムUC』の本質を捉えているという奇妙な逆説を抱えています。
冷徹な現実を突きつけ、諦めを促す「虚無の器」フル・フロンタル。それに対し、どれほど絶望的な状況に直面しても「それでも!」と抗い続けるバナージ・リンクス。この二人の思想的対立が極めて完成されていたからこそ、ネットユーザーは両者の関係性を「悲しいね、バナージ……」というたった一言に圧縮し、現代を生きる自分たちの無力感と重ね合わせて共有したのでしょう。
「言っていないのに誰もが知っている」というこのミームは、作品が持つ強烈なキャラクター性と深いテーマ性が、時代を超えてネットカルチャーと交差し結実した現代のデジタルフォークロア(都市伝説的民話)そのものといえます。 (出典: 悲しい ね バナージ(Yahoo!ニュース))
詳細を見る詳細を見る詳細を見る