「固まってしまった」「色が濁ってしまった」という初心者の悩みを解決するため、人気作家が密かに実践しているプロの技を紐解く。樹脂粘土の扱い方において最も重要なのは、粘土の乾燥速度のコントロールと正確な着色プロセスだ。
着色の裏ワザとして絶対に押さえておきたいのが、油絵の具やアクリル絵の具を「ごく少量ずつ」練り込む技法だ。樹脂粘土は乾燥すると色が濃くなり、透明感が増す特性を持つ。そのため、成形時点では「やや薄いかな」と感じる程度に抑えるのが発色を濁らせない秘訣である。
また、保存時の乾燥を防ぐプロのテクニックも必見だ。使用中の粘土は、固く絞った濡れティッシュと一緒にラップで二重に包み、密閉チャック付き袋に入れて保管する。これだけで数週間は柔軟性を保つことができる。さらに、指紋を残さないために成形直前にベビーオイルを薄く手に馴染ませるという裏技も、滑らかな表面仕上げには欠かせない。