ネット上に残されている「杉の宮駅」に関する体験談は、どれもリアルタイムの生々しさを特徴としています。その代表的な証言の筋立てを振り返ると、共通する戦慄のプロセスが浮かび上がってきます。
ある投稿者は、深夜の電車で違和感を覚え、停車した「杉の宮駅」のホームに降り立ちました。スマートフォンの画面を見ると、アンテナピクトは完全に「圏外」。バッテリー残量が異常な速度で減り始める中、周囲の杉林の奥から「キシ……キシ……」と木々をかき分ける異様な足音が近づいてきたと書き込んでいます。
掲示板の住人たちから「すぐに線路を戻れ」「絶対に後ろを振り返るな」と警告を受ける中、投稿者は古い鳥居の影に「顔のない人影」を目撃。パニック状態で書き込みを続けた後、「誰かに腕を掴まれた」という最後の一文を残し、スレッドから完全に消息を絶ちました。こうした未完の恐怖が、読者の想像力を刺激し続けています。