唐船ドーイは、ただ正確に弾くだけでは完成しません。この曲の真価は、聴き手を立ち上がらせ、両手を高く掲げて踊り出させる「グルーヴと熱量」にあります。
実際の舞台や結婚式の余興で絶賛されるための演奏ポイントは、緩急のダイナミクスと囃子(合いの手)との一体感です。歌い出しから一気にトップスピードへ持ち込むのではなく、導入部でしっかりとリズムを提示し、唄の盛り上がりに合わせて徐々にテンポと音圧を上げていく構成がフロアの興奮を誘います。
「イーヤーサーサー」「ハーイーヤ」という力強い囃子と、指笛の鋭い音が重なる瞬間を意識しながら、小指の装飾音(カケ音)を鋭く響かせることで、三線一本でもバンド編成に負けない圧倒的な存在感を放つことができます。