家族葬を選択した家庭では、「故人の遺志により御香典・御供花の儀は固くご辞退申し上げます」と案内されるケースが多々あります。このような記述がある場合、無理に香典を渡そうとする行為は完全なマナー違反です。
辞退の背景には、「香典返しの手配や集計で家族に負担をかけたくない」という遺族側の強い配慮があります。善意であっても受け取ってしまえば、遺族はお返しの品を選定し発送しなければならず、かえって負担を強いる結果になります。
香典を辞退された際にお悔やみを表したい場合は、後日にお悔やみの手紙を1通送るだけにとどめるか、あるいは遺族側の負担にならない範囲の供花・線香(「お返しのご配慮は不要です」と明記したもの)を検討する程度にとどめるのが節度ある対応です。