インターネット上の検索やSNSの言説において、菊地凛子に対して時折見られる誤解が「ハリウッドで成功したから日本のテレビドラマには出ない」「気取った孤高のアーティスト」というイメージです。しかし、近年の出演履歴を精査すれば、それが事実無根の思い込みであることがすぐに分かります。
実際、彼女は2018年の『獣になれない私たち』(日本テレビ系)で自由奔放なクラフトビールバーの常連客・橘呉羽役をチャーミングに演じ、視聴者から絶大な共感を集めました。さらに2023年以降のNHK連続テレビ小説『ブギウギ』では、趣里演じるヒロイン・福来スズ子の生涯のライバルであり良き理解者でもある茨田りつ子(淡谷のり子がモデル)を演じ、劇中歌『雨のブルース』や『別れのブルース』の圧巻の歌唱で日本中の茶の間を唸らせました。
菊地凛子自身、インタビューで「良い物語と魅力的な役柄があれば、メディアの規模や国内外の境界は関係ない」と一貫して語っています。メジャーとインディーズ、海外超大作と国内深夜ドラマを一切差別せず、純粋に「物語のピース」として自身を捧げる姿勢こそが、彼女が長年トップクリエイターから指名され続ける真の理由です。