平日はバリバリと仕事をこなしているビジネスパーソンが、土曜日の昼前に激しい頭痛で起き上がれなくなる現象は、医療現場で「休日頭痛(カフェイン不足)」として頻繁に報告されています。平日はオフィスで朝・昼・夕方と無意識にコーヒーを口にし、一定のカフェイン血中濃度を保っていた人が、休日に朝寝坊をして朝の1杯を抜くだけで、血中濃度は前夜から半減以下に急落します。その結果、休日の朝に猛烈な血管拡張が起き、貴重な休日が激痛で潰れてしまうのです。
SNSや健康相談コミュニティの投稿を検証すると、「カフェイン断ちを始めたら2日目に割れるような頭痛と猛烈な吐き気に襲われた」「これは毒素が出る好転反応だから我慢すべきなのか」という切実な悩みが数多く見受けられます。しかし、医学的な見地から言えば、これは東洋医学的な好転反応などではなく、典型的なカフェイン離脱症状であり、急激な血管拡張と神経伝達のアンバランスによる身体反応です。
また、デスクワーク中の集中力維持を目的にエナジードリンクを常用している層では、単なる頭痛にとどまらず、手の震え、動悸、焦燥感、冷や汗、不眠といったカフェイン中毒の初期症状を併発しているケースも目立ちます。知らず知らずのうちに依存の段階が進んでいるサインであり、自己流の我慢だけで乗り切ろうとするのは極めて危険です。