ルイ・ヴィトンの市松模様の真実!ダミエ誕生秘話と2026年最新評価

ルイ・ヴィトンの市松模様の真実!ダミエ誕生秘話と2026年最新評価

ルイ・ヴィトンの市松模様の真実!ダミエ誕生秘話と2026年最新評価に関する専門家の意見を丁寧に解説いたします。

多くの人がルイ・ヴィトンの原点として想起する花と星の「モノグラム・キャンバス」ですが、実は市松模様の「ダミエ・キャンバス」のほうが歴史が古いという事実は意外に知られていません。ダミエが誕生したのは1888年、創業者のルイ・ヴィトンとその息子ジョルジュ・ヴィトンによって生み出されました。対してモノグラムの発表は1896年であり、ダミエは実に8年も先駆けて完成していたことになります。

ダミエが考案された最大の理由は、当時深刻化していた「模倣品(コピー品)の撲滅」でした。19世紀のフランスにおいて、ルイ・ヴィトンが開発した画期的な平蓋トランクは瞬く間に名声を博しましたが、同時に粗悪な類似品が横行することになります。ストライプ柄の「レイエ」などの初期デザインもすぐに真似されたため、ジョルジュ・ヴィトンは織物技術を応用し、ベージュとダークブラウンの複雑な市松柄に「Marque L. Vuitton déposée(ルイ・ヴィトン登録商標)」の文字を織り込んだダミエを完成させました。これが、世界初の商標登録パターンの一つとしてブランド史に刻まれています。

田中 結衣
著者

田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。