ネット上の情報では「防犯登録さえしていれば交番や自転車屋で何とかなる」と簡単に書かれがちですが、実務上最大の障壁となるのが防犯登録カード紛失という事態です。
自転車を購入した際に発行される「防犯登録甲カード(お客様控)」を紛失している場合、交番でのデータ照会には住所・氏名・電話番号・車体番号の完全一致が必要となります。しかし、以下のようなケースでは照会が難航し、その場での対応を断られるリスクがあります。
- 引っ越し後に住所変更手続きをしていない:以前の都道府県の警察本部にデータが残っており、現住所の警察署で即座にデータがヒットしないケース。
- フリマアプリや知人から譲渡された自転車:防犯登録の名義が前オーナーのままで「譲渡証明書」もない場合、警察や自転車店は盗難被害防止のガイドライン上、鍵の破壊や交換を一切受託できません。
- 登録有効期限(7年〜10年、自治体による)の満了:登録データが警察のデータベースから抹消されており、所有者照会が取れないケース。
防犯登録カードを紛失している場合は、購入店(大手量販店やネット通販)の「購入履歴画面」「保証書」「領収書」など、自身が代金を支払って購入した証拠をスマートフォン等で速やかに提示できるよう準備することが不可欠です。