ネット上で定期的に拡散される「全品半額」という噂ですが、これには過去の強烈な出来事が尾を引いています。象徴的だったのが、過去にかっぱ寿司が実施したかっぱ寿司全品半額の試みでした。事前予約なしで全店一斉に実施されたこのキャンペーンでは、一部店舗で9時間を超える待ち時間が発生し、周辺道路の渋滞やシステムダウンなど未曾有の混乱を招く事態となりました。
この一件以降、大手各社は「店舗オペレーションが破綻する全皿半額」から完全に距離を置くようになります。ネットの反応と評判をリサーチすると、「昔のような全品半額をまたやってほしい」という声が根強く見受けられるものの、現在の大手各社が展開するのは、需要を分散させながら確実に集客へ結びつける「局地戦型」の施策です。
その代表格が、スシローをはじめとする各社が不定期で仕掛ける回転寿司ビール半額キャンペーンです。「何杯飲んでも生ビール半額」というインパクトは絶大で、居酒屋需要を回転寿司に呼び込む起爆剤となっています。ただし、現場の利用者の声を分析すると、「ジョッキが小ぶりなサイズに限定されていた」「メガジョッキや瓶ビールは対象外だった」といった条件の細部を見落とし、会計時に予想と異なったという声も少なくありません。看板の派手な文字だけでなく、適用されるグラスの規格や注文時間帯などの規約を正しく把握することが求められます。