一方の「高速おたる号」は、スピードでJRに劣るものの、特定のニーズを持つ利用者から絶大な支持を集めています。
JR札幌駅南口では新幹線札幌延伸に伴う大規模な駅前再開発が継続しており、かつてのエスタバスターミナルから仮設の路上バス乗り場へと機能が移転しています。高速おたる号の乗り場(札幌駅前・日本生命札幌ビル前周辺など)へ向かう際は、以前の感覚で旧バスターミナルへ向かわないよう注意が必要です。
SNSやコミュニティサイトに投稿された利用者の生の声、そして現場での観察から浮かび上がった「バスを選ぶべき決定的理由」は以下の3点に集約されます。
- 100%確実に座れる安心感:高速バスは定員制のため、乗車できた時点で着席が約束されます。「840円のuシート代は払いたくないが、30分以上立ち続けるのは辛い」という層にとって、730円で確実に座れるバスは極めてコストパフォーマンスに優れています。
- 小樽市内の降車ポイントの利便性:JRは小樽駅または南小樽駅で下車し、観光スポットへ坂道を歩く必要があります。しかし、高速おたる号(円山経由等)は、市街地中心部の「花園公園通」や「潮見台」などに直接停車します。目的地が小樽駅周辺ではなく、寿司屋通りや花園エリア、あるいは小樽協会病院方面である場合、歩行距離を大幅に削減できます。
- すすきの・大通からの直通アクセス:札幌側の出発地が「札幌駅前」だけでなく「中央バス札幌ターミナル(大通)」や「時計台前」を経由するため、大通公園周辺のホテルに滞在している場合、わざわざ札幌駅まで北上する手間が省けます。