「最近になって急にモスキート音のような高い音が気になり始めた」という場合、身体からの警告サインを疑う必要があります。
過度な精神的ストレスや睡眠不足、過労が続くと、自律神経の交感神経が過剰に優位になります。これにより感覚神経が過敏化する「聴覚過敏」を引き起こし、本来は気にならないレベルの高周波音を耐えがたいノイズとして知覚してしまうことがあります。
また、外部に音源が存在しないにもかかわらず、耳の奥や頭の中で「キーン」「ピー」という金属音が鳴り続ける「高音性耳鳴り」を、モスキート音と誤認する事例も多発しています。この背景には、以下のような耳鼻科系疾患が隠れているリスクがあります。
・突発性難聴:突然片耳の聞こえが悪くなり、強い高音耳鳴りを伴う疾患。早期治療が予後を左右します。
・急性低音障害型感音難聴:低音域の難聴に伴い、耳閉感や高音の響き・耳鳴りが生じます。
・メニエール病:めまいとともに耳鳴りや難聴を繰り返す内耳の疾患です。
不快な高周波音に長時間さらされると、脳への強いストレスから頭痛、吐き気、めまい、倦怠感などの身体症状が誘発されることもあります。音が原因で体調を崩している場合は、我慢を続けるのは避けるべきです。