『ゼロウィング』のオープニングには、「Somebody set up us the bomb」以外にも歴史に名を刻む名台詞がいくつも凝縮されています。
例えば、絶体絶命の状況下で艦長が叫ぶ「For great justice」というフレーズは、直訳すれば「大いなる正義のために」という意味ですが、原文の「すべての希望を込めて……」という切迫したニュアンスからは大きく乖離しています。このFor great justiceの意味は、現在では「何か馬鹿げた行動をあえて大義名分を掲げて実行する際のスラング」として、英語圏の掲示板で広く定着しました。
ほかにも「Take off every 'ZIG'!!」(ZIG全機を発進させろ)や「You have no chance to survive make your time.」(君たちに助かる見込みはない、せいぜいあがくがいい)など、独特のリズムを持つ怪英語が次々と登場します。これらは黎明期の英語スラングネットミームとして、初期Web文化の共通言語を形作っていきました。