プロ野球選手の打撃を支えるバットには、一般の市販品とは一線を画す厳格な仕様が存在します。千葉ロッテをはじめとするトッププロの現場において、用具提供ブランドとの連携は成績に直結する生命線です。
プロ野球界で高いシェアを誇るミズノ(Mizuno Pro)やSSK、さらには硬質な打感でメジャーリーガーからも支持される海外ブランドなど、選手たちは自身の打撃スタイルに合わせて最適なパートナーを選び抜いています。
一般的なプロ仕様のスペックを見ると、長さは84.5cm〜85.5cm、重さは880g〜900g前後が主流です。しかし、伊藤選手をはじめとする長距離砲や中距離打者は、単なる重量だけでなく「重心の位置(トップバランスかミドルバランスか)」に極限までこだわります。
素材選びにおいても、弾きが鋭く湿気に強いハードメイプル材や、しなりと打感の良さに定評があるバーチ(樺)材、伝統的なアオダモ材などから最適な木目が厳選されます。ヘッド部分にくり抜き加工を施すことで、バットの振り抜きやすさをミリ単位でアジャストする技術も、プロならではのこだわりです。