油そばがラーメンより低カロリーになりやすい決定的な理由は、「スープの有無」に集約されます。一般的な豚骨や背脂醤油ラーメンのスープには、大量の豚骨・鶏ガラエキス、ラード、塩分が溶け込んでおり、スープ単体だけで200〜350kcal以上に達することが珍しくありません。
対して油そばは、丼の底に敷かれた少量の濃厚ダレと植物油(ごま油やラー油など)を麺に絡めて食べる構造です。使用される油の総量はせいぜい10〜15g前後(約90〜135kcal)にとどまるため、スープ全体の脂質を摂取するラーメンと比較して、トータルの摂取カロリーが抑えられます。管理栄養士の監修データや各種栄養成分データベースでも、具材を含めた並盛(麺約160〜200g)の油そばは約590〜750kcalと算出されています。
数値を見比べると明らかなように、油そばは塩分摂取量が抑えられる点でも優位性を持っています。スープを飲む習慣がない分、むくみや血圧上昇の主因となる過剰ナトリウムの摂取を防ぎやすいのが特徴です。