これほどの美貌と知性を持ちながら、なぜ独身を貫いたのか——読者の関心が高い恋愛の真相についても、近年多くの事実が明らかになっています。
20代前半の黒柳さんには、実際に見合い結婚の話が持ち上がり、婚約寸前まで話が進んでいた男性がいました。しかし、結婚後に仕事を辞めて家庭に入ることが前提とされる当時の価値観に対し、彼女は「自分自身の足で立ち、仕事を続けたい」と葛藤。最終的には自らの意思で婚約を解消する決断を下しました。
その後、30代以降に展開される有名な「約40年間にわたる国境を越えた恋」(世界的ピアニストであるアレクシス・ワイセンベルク氏との関係)へとつながる深い情愛の基盤は、すでに20代の時点で培われていました。互いの才能と自立を尊重し、距離や形式に縛られない愛を貫いた背景には、20代で確立した強固な人生観があったのです。