メジャーリーグベースボール(MLB)のスカウト陣が青柳に注ぐ視線は極めて現実的だ。現代野球において、100マイルを超える剛速球投手が溢れかえる米国市場において、青柳のようなクォータースロー、いわゆるアンダースローに近い変則サイドスローは希少価値が極めて高い。
打者の手元で鋭く沈むシンカーと、右打者の胸元を抉るスライダーのコンビネーション。さらに卓越したゴロ誘発率は、フライボールレボリューションが定着した米国の強打者たちにとって悪夢の球筋となる。アナリスト陣の弾道測定データでも、青柳のボールが持つ独特の回転軸はメジャー平均から大きく逸脱しており、「初見で捉えるのは不可能に近い」との評価が定着している。リリーフとしても先発としても機能する適応力の高さが、米球界からの熱視線を加速させている。