『ペルソナ5』の主人公である怪盗コードネーム「ジョーカー」(TVアニメ版や関連メディアでの本名は雨宮蓮 / あまみや れん)のCV(キャラクターボイス)を担当しているのは、声優の福山潤さんです。1990年代後半のデビュー以来、第一線で活躍し続けるトップ声優の一人として知られています。
ゲーム内でのジョーカーは、プレイヤーの分身として過度におしゃべりをするキャラクターではありません。しかし、戦闘中の号令やペルソナ召喚時のシャウト、日常のわずかな受け答えの中で見せる声のニュアンスは、プレイヤーに強烈な印象を植え付けました。物静かで誠実な学生の顔と、仮面をつけた瞬間に現れる不敵で艶やかな怪盗の顔。この絶妙なコントラストを見事に成立させています。
制作陣が福山潤さんを主人公役に起用した理由として、開発スタッフのインタビュー等でも「二面性の説得力」が挙げられています。普段は目立たないように振る舞う少年が、パレス(異世界)へ足を踏み入れた途端に放つ圧倒的なカリスマ性。そのギャップを声のトーンや息遣いだけで瞬時に切り替えられる演技力の高さが、抜擢の決定打となりました。