設定画面を開く前に、まず整理すべき概念がある。「着信音」と「呼出音」の決定的な違いだ。この2つを取り違えたまま設定を進めると、意図しないトラブルや誤解を招く原因になる。
着信音とは、誰かから音声通話がかかってきた瞬間に「自分の端末」から鳴り響く音を指す。周囲に聞こえ、自分が電話に気づくためのトリガーだ。一方で呼出音とは、相手があなたに発信している最中、「相手の受話口」から流れる待機音である。つまり、着信音は自分自身の耳を楽しませるためのものであり、呼出音は電話をかけてきた相手に対するおもてなしに近い。
この境界線を曖昧にしたまま変更を試みると、「好きな曲を設定したはずなのに相手にしか聞こえていなかった」というすれ違いが起きる。自分が聞きたい音を変えたいのか、相手に聴かせたい音を演出したいのか。目的をあらかじめ明確にしておくことが肝要だ。