肉体美の追求は、メディアの進化とともに新たなフェーズへと突入した。2010年代に公開された映画『Generation Iron』は、現代アスリートたちの過酷な日常と知られざる葛藤をリアルに描き出し、大きな話題を呼んだ。現在ではNetflixなどのドキュメンタリー番組を通じて、世界中の視聴者がコンテストの舞台裏を自室で目撃できる時代となっている。
さらにYouTubeを中心とした動画共有プラットフォームの普及は、情報の流通スピードを劇的に加速させた。トップ選手自らが日常のトレーニングや食事風景を発信することで、ボディビルディングという競技はより身近な存在へと変化した。さらに近年では、過度な筋量よりもバランスや爽やかさを重視するメンズフィジークカテゴリーの人気が急上昇しており、競技人口の裾野を大きく広げている。