グラビアの歴史を牽引してきた集英社や光文社といった大手出版社も、明確な舵切りを行っている。これまで主流だった十代後半から二十代前半をターゲットとした誌面作りに加え、大人の美を本格的にフィーチャーした専門レーベルや大型ムックの刊行が相次ぐ。
購買力を持つ大人世代に向けた熟女グラビアは、単なる雑誌の付録的な位置づけを脱し、それ自体が高単価なアートブックとして成立するビジネスモデルを確立した。読者の審美眼に応えるため、著名なアートディレクターや文芸作家とのコラボレーションも活発化しており、カルチャーとしての格を一段と押し上げている。