採用市場の評価軸も大きく様変わりした。数年前までの「スマートで効率的なスキルの高い若手」一辺倒のトレンドから一転、現在急速に注目を集めているのが「レジリエンス(回復力)」の有無だ。
順風満帆な環境しか知らない組織は、想定外の市場暴落やシステムの突発的障害、法規制の急変といった不測の事態に直面した際、脆さを露呈する。一方で、破綻寸前のプロジェクトを立て直した経験を持つ者や、過酷な経済変動を現場で生き残ってきた人物は動じない。「あの時よりはマシだ」というメンタルの余裕こそが、チーム全体に安心感をもたらす最大の安全装置となっている。