毎年発表される各種調査データを紐解くと、その熱量は一目瞭然だ。明治安田生命が実施する恒例の名前調査や、ベネッセコーポレーションの「たまひよ名前ランキング」において、上位を占める漢字の顔ぶれには明確な変化が生じている。「蓮」や「蒼」、「碧」といった透明感と力強さを併せ持つ一文字漢字が連続して首位争いを繰り広げ、圧倒的な強さを見せつけている。
かつて主流だった二文字や三文字の名前に比べ、文字数が少ないからこそ際立つ個性が、現代の命名・名付けにおいて重要なファクターとなっている。シンプルな一字に込められた親の願いは、目まぐるしく変化する社会の中で自分らしく生きてほしいという切実な想いのあらわれと言えるだろう。