表計算ソフト(ExcelやGoogleスプレッドシート)やプログラミングの実務において、条件付き書式や関数(IF, COUNTIF, SUMIFSなど)を組む際、不等号の使い分けは出力結果の正誤を直接左右します。
数学の授業では「≧」「≦」という記号を用いましたが、キーボード入力やプログラミング言語ではこれらを1文字で表すことができないため、比較演算子として2文字の組み合わせを使用します。
・以上(≧):>=(「大なりイコール」不等号を先に書き、後ろにイコール)
・以下(≦):<=(「小なりイコール」不等号を先に書き、後ろにイコール)
・超える(>):>(イコールを付けない)
・未満(<):<(イコールを付けない)
注意点として、=> や =< のようにイコールを先に書くと構文エラー(Syntax Error)が発生します。「不等号の向き(進む方向)を決めてからイコールで閉じる」と覚えると間違いを防げます。
実務でよく見られる不具合として、「売上目標100万円以上」を抽出する際に誤って > 1000000 と記述してしまい、ちょうど100万円ジャストの達成者が集計から漏れてしまうケースがあります。数値の集計では、仕様書に書かれた「以上」が >= になっているかを必ずダブルチェックする習慣が求められます。