駅から東へほんの数歩踏み出せば、そこには通天閣のそびえる濃密な「新世界」の街並みが広がっている。洗練されたホテル文化と、コテコテの昭和レトロ文化が背中合わせに存在するアンバランスさこそが、来訪者を魅了してやまない最大のスパイスだ。
ギラギラと夜空を彩る立体看板、香ばしい油の匂い、将棋クラブの窓越しに見える真剣な表情。観光客は昼間、洗練されたカフェでくつろぎ、夜になるとジャンジャン横丁のディープな居酒屋へ繰り出して地元客とグラスを交わす。「テーマパークでは味わえない生きた文化の混ざり合い」が、世界中のトラベラーの心を掴んでいる。