こうした公園の進化を裏で支えているのが、国内トップクラスのメーカーやデザイナーたちの技術力だ。業界を牽引する株式会社コトブキは、多様な子どもたちが一緒に遊べるユニバーサルデザインの遊具を数多く開発し、空間全体の利便性を飛躍的に高めた。一方で、タカオ株式会社は迫力ある木製大型複合遊具や意匠性の高いオリジナルのシンボル遊具を手掛け、地域の個性を引き出す空間造形を成立させている。
さらに、こうしたプロダクトを自然の地形と見事に調和させるのが、ランドスケープデザイナーの長谷川浩己をはじめとする空間創造のスペシャリストたちだ。平坦な広場に遊具をポツンと置く従来のやり方を廃し、丘の起伏や樹木の位置、風の通り道まで計算し尽くした空間設計を行っている。この美意識と実用性の融合こそが、大人をも魅了する現代の遊び場づくりの本質といえる。