バッタの食べ物決定版!種類別の好物と危険なNg野菜&飼育の秘訣

バッタの食べ物決定版!種類別の好物と危険なNg野菜&飼育の秘訣

バッタの食べ物決定版!種類別の好物と危険なNg野菜&飼育の秘訣を徹底追究! 知っておきたい 重要ポイントを凝縮して配信します。

日本の平野部で身近に見られる代表的なバッタは、種類によって消化酵素の構成や口器(大あご)の硬度が大きく異なります。トノサマバッタやショウリョウバッタは、硬いケイ酸体(シリカ)を多く含むイネ科植物の葉をすり潰して消化することに特化しています。対照的に、オンブバッタは幅広い植物の葉を消化できる雑食寄りの草食性を持っています。

各バッタの食性と好適なエサ、飼育時の適性を詳細に比較したデータは以下の通りです。

種類主食となる野草・作物代用可能な野菜・果物与えてはいけないNG食材飼育難易度・採食特徴トノサマバッタ
(体長:45〜65mm)ススキ、エノコログサ(ネコジャラシ)、メヒシバ、オヒシバトウモロコシの葉、レモングラス、小麦若葉ネギ類、ナス科の葉(トマト・ジャガイモ等)、過度のキュウリ中級。1日の摂食量が極めて多く、新鮮なイネ科草を大量に切らさない管理が必要。ショウリョウバッタ
(体長:40〜80mm)エノコログサ、ススキ、チガヤ、スズメノカタビラトウモロコシの葉、笹の柔らかい新芽ネギ類、キャベツの芯(硬さで口器損傷の恐れ)、農薬付着野菜初級〜中級。細長い体に合った細長いイネ科葉を好む。枯れた草は頑なに拒食する。オンブバッタ
(体長:25〜40mm)シソ(大葉)、ヨモギ、オオバコ、キク科植物キャベツ、レタス、コマツナ、ナスやサツマイモの葉ネギ類、残留農薬のある野菜、長期間のキュウリ単独給餌初級。野菜くずでも順応しやすいが、水浸しの葉による衛生悪化に弱い。

家庭菜園で「シソが虫食い被害に遭った」という相談の大部分はオンブバッタの仕業です。オンブバッタは芳香性の強いシソ科やキク科を非常に好みます。一方、トノサマバッタやショウリョウバッタにシソを与えても、見向きもせずに飢餓状態に陥ります。捕獲したバッタの頭部形状や体型から正確に種を同定し、植物の科目を適合させることが飼育の出発点です。

橋本 菜々子
著者

橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。