河原町エリアを語る上で欠かせないのが、木屋町と鴨川に挟まれた細長い石畳の街、先斗町である。風情ある千本格子が連なる景観は、歩くだけでタイムスリップしたかのような錯覚を覚える。この街では、歴史的な情緒を現代の酒場スタイルへと昇華させた店が独自の輝きを放っている。
初夏から初秋にかけての時期には、京都の夏の風物詩である鴨川納涼床が姿を現す。川のせせらぎと心地よい夜風を感じながら傾ける酒杯は格別だ。伝統的な料亭だけでなく、近年ではリーズナブルに床を楽しめる居酒屋スタイルの店舗も増え、若者や海外からの旅行者にもその魅力が広く開かれている。