ベストセラーとなった河合雅司氏の『未来の年表』は、人口減少と超高齢化がもたらす未来社会の惨状を静かに警告した。地方自治体の消滅、インフラの老朽化、医療・介護現場の崩壊といった課題は、もはや遠い未来の話ではなく、目前に迫る危機だ。
メディアでも度々組まれるNHKスペシャルの特集などで報じられる通り、単身高齢者の急増や「無縁社会」の歪みは増す一方である。子供がいない人生を選ぶ人々にとって、老後の自助努力は必須の課題だ。子育て費用がかからない分、それを資産運用や私的年金、健康維持への投資へと回し、自分自身のセーフティネットを早期に構築する動きが強まっている。賢い選択とするならば、その「防衛資金の確保」こそが絶対条件となる。