小学校生活の集大成となる6年生の時期は、人間関係のダイナミズムが最も激しく働くタイミングでもある。女子グループの結成や組み替えが日常茶飯事で行われ、誰と行動するかという選択が日々の学校生活の快適さを大きく左右する。
さらに問題を複雑にしているのが、画面越しで繰り広げられる「見えないコミュニケーション」だ。メッセージアプリでの返信速度やスタンプの使い方ひとつで、微妙な空気が生まれることもある。悪気のない一言がデジタル空間で拡大解釈され、翌日教室で気まずい思いをするなど、目に見えない配慮や気遣いに疲弊する児童も目立つ。