問題の演出が飛び出したのは、第128話「城之内死す」の直前に流れた次回予告だ。真崎杏子の悲壮感あふれるナレーションが響く中、最後に突きつけられたタイトル。視聴者は「ネタバレすぎる」「タイトルで死なせるな」と騒然となった。
しかし、当時の制作スタッフや原作者の高橋和希が意図していたのは、単なるショック療法ではなかった。極限状態の緊迫感をリアルタイムで視聴者に体感させるため、あえてストレートすぎる言葉を叩きつけるという挑戦だったのだ。アニメーション表現の枠組みを揺さぶるこのアプローチは、当時のアニメ界にとっても大きな転換点となった。