なぜカオナシはこれほど怖いのか?宮崎駿が託した現代人の孤独と闇

なぜカオナシはこれほど怖いのか?宮崎駿が託した現代人の孤独と闇

なぜカオナシはこれほど怖いのか?宮崎駿が託した現代人の孤独と闇について知っておくべき 注意点を分かりやすく解説いたします。

物語の軸をなすのは、主人公である10歳の少女・荻野千尋とカオナシとの決定的な対比である。千尋は過酷な労働環境に置かれながらも、自分の本名と「大切な人を助ける」という意志を失わずに成長していく。彼女はどんなに危険な目にあっても、自分自身を見失わない。

一方でカオナシは、金を出しても千尋の心が動かないことに動揺し、パニックを起こす。「自分には何も渡せるものがない」と気づいた瞬間の逆上は、自己の不在を証明するものだ。千尋が「自分」を取り戻す物語であるならば、カオナシは「自分」を持たない者の破滅と救済の軌跡と言える。

松本 悠斗
著者

松本 悠斗

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。