宿の滞在価値の半分を決めると言っても過言ではないのが、夕食のクオリティと細部のおもてなしです。望楼NOGUCHI函館のディナーは、半個室の食事処で提供される和洋折衷の創作会席料理。函館近郊の噴火湾で水揚げされた新鮮な魚介類や大沼牛、道南の旬野菜を巧みに取り入れ、伝統的な和食の枠にとらわれないアーティスティックな一皿が次々と運ばれます。
宿泊客の生の声を取材・調査すると、料理に関しては「見た目の美しさと出汁の繊細さが素晴らしい」「地産地消のストーリーが料理ごとに伝わってくる」と好意的な意見が8割以上を占めます。しかし、一部で指摘されているのが「配膳のテンポ」と「ボリューム感」です。フルコース形式で1品ずつ丁寧にサーブされるため、食事時間は平均して2時間から2時間半に及びます。テンポよく食事を終えて早く部屋の温泉に浸かりたい宿泊客にとっては、「料理と料理の間隔が長すぎる」と感じられるケースがあるのも事実です。
一方、客室に用意された充実のアメニティに関しては、宿泊者からほぼ満場一致の高評価を得ています。女性客を中心に評価されている上質なオリジナルコスメ、肌触りの良いナイトウェアと館内着、さらには全室に備え付けられた本格的なコーヒーミルと焙煎豆のセットなど、「客室で自分だけの贅沢な時間を過ごす」ための細やかな配慮が徹底されています。また、最上階のスカイラウンジで提供されるフリードリンクやビールサーバーのサービスも、宿泊者の滞在価値を大きく引き上げる要因となっています。