長澤まさみ『ドラゴン桜』弁護士再登場の真実と東大合否に隠された涙

長澤まさみ『ドラゴン桜』弁護士再登場の真実と東大合否に隠された涙

長澤まさみ『ドラゴン桜』弁護士再登場の真実と東大合否に隠された涙の注目ポイントを詳しく解説してご紹介します。

2005年7月期、金曜ドラマ枠でスタートした『ドラゴン桜』シーズン1。当時18歳だった長澤まさみは、映画『世界の中心で、愛をさけぶ』(2004年)で日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を史上最年少で受賞し、まさに国民的清純派女優としての階段を一気に駆け上がっていた時期でした。その彼女が挑んだのが、場末の小料理屋を営む母親と二人暮らしで、将来に何の希望も見出せない偏差値36の女子高生・水野直美という泥臭いキャラクターでした。

主人公の弁護士・桜木建二を演じる阿部寛との共演は、現場に凄まじい緊張感と熱量をもたらしました。当時の制作関係者やインタビュー記録によると、長澤自身も「それまでの清純なパブリックイメージを打ち破り、ひとりの未熟な人間が現実と格闘する泥臭さを表現したい」と強い覚悟を持って現場に臨んでいたことが明かされています。

当時の視聴者を釘付けにしたのは、彼女が見せたリアルな焦燥感と劣等感でした。机に向かって鼻血を出しながら英単語を詰め込み、自分の不甲斐なさに悔し涙を流す姿は、演技を超えた生々しいリアリティを放っていました。東大専科の生徒役として集まった山下智久、新垣結衣、小池徹平、中尾明慶、紗栄子らとともに、まさに平成のテレビドラマ史に刻まれる黄金世代のアンサンブルがここに誕生したのです。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。