進路だけでなく、地域の儀礼や家族行事のスケジュールにも大きな関心が集まっています。なかでも質問が集中している「成人式の開催時期」と「厄年」の真偽を検証します。
成人式を迎える年度は2030年か2033年か
2022年4月の民法改正により、成年年齢が20歳から18歳へと引き下げられました。2012年生まれの世代が法律上の成人(18歳)に到達するのは2030年です。
しかし、全国の地方自治体における実態調査によると、9割以上の自治体が式典名称を「はたちの集い」「二十歳の記念式典」などに変更した上で、依然として20歳を迎える年度での開催を継続しています。18歳時点で式典を実施すると、大学受験や就職活動の最盛期と重なり、本人や家庭への経済的・精神的負担が極めて重くなるためです。
したがって、自治体の記念式典に参加する時期は、原則として2033年(令和15年)1月の成人の日前後となります。例外的に18歳での開催を採用している一部自治体もあるため、中学・高校の卒業が近づいた段階で地元市区町村の公式広報を確認することが賢明です。
男女別の厄年タイムライン(数え年基準)
厄年は平安時代から続く風習であり、肉体的な変調や社会的責任の重なりやすい年齢を「厄災に見舞われやすい年」として慎む期間です。一般に数え年で算出されるため、2012年生まれの男女における今後の厄年一覧は以下の通りとなります。
【女性の厄年(数え年)】
・19歳(前厄:2029年/本厄:2030年/後厄:2031年)
・33歳[大厄](前厄:2043年/本厄:2044年/後厄:2045年)
・37歳(前厄:2047年/本厄:2048年/後厄:2049年)
・61歳(前厄:2071年/本厄:2072年/後厄:2073年)
【男性の厄年(数え年)】
・25歳(前厄:2035年/本厄:2036年/後厄:2037年)
・42歳[大厄](前厄:2052年/本厄:2053年/後厄:2054年)
・61歳(前厄:2071年/本厄:2072年/後厄:2073年)
女性は10代最後の本厄が2030年(高校3年生の年度)に到来します。ちょうど進路決定の重圧と重なる時期であるため、過度な迷信に振り回される必要はないものの、健康管理や環境変化への配慮を促す古人の知恵として受け止める家庭が多く見られます。