同校を検討する上で最初に把握すべきは、同一校名でありながら複数の教育トラックが明確に分断されている点です。現在の募集区分は、難関国立大・最難関私立大を目指す「特別進学コース(スーパーハイクラス/特進クラス/グローバル・スタディーズクラス)」と、日大進学や文武両道を掲げる「総合進学コース(進学クラス/スポーツクラス)」に大別されます。
大手模試各社が公表しているデータによると、土浦日本大学高等学校の偏差値はコースによって40台後半から60台半ばまで大きな幅が存在します。最上位に位置するスーパーハイクラスは偏差値65前後に達し、県立土浦第一高校や竹園高校といった地域のトップ公立高校の有力な併願先です。また、特進クラスも偏差値58〜60前後を維持しており、土浦日大の特進コース難易度は中堅から上位進学校の併願校として盤石の立ち位置を保っています。
これに対し、総合進学コース(進学クラス)は偏差値50前後が目安となっており、基礎学力の定着と日大推薦枠の確保を主眼に置く生徒層が集まります。入試形態ごとの出願基準にもこの差が如実に反映されています。
入試実務における留意点として、土浦日本大学高等学校の出願条件および土浦日大の併願優遇・推薦入試の基準は、茨城県内の中学校と千葉県など隣接エリアで相談基準が若干異なる点が挙げられます。一般入試における土浦日本大学高等学校の入試倍率自体は私立高校特有の歩留まり計算により実質倍率1.1〜1.3倍程度に落ち着くものの、特進から総進へのスライド合格制度が存在するため、土浦日大の合格ラインや内申点の基準に達していても、当日得点が振るわなければ志望下位コースでの判定となります。