坊主が似合うかどうかを決定づける物理的要因が「頭部および顔の骨格」です。一般に坊主が似合う頭の形とされるのは、後頭部に丸みがある欧米型の「長頭型」ですが、典型的な日本人に多いのは後頭部が平らな「絶壁」や、頭頂部の左右が張り出した「ハチ張り」です。
頭部の形状別に、9ミリ坊主を成立させるためのプロの視点は以下の通りです。
1. 後頭部が絶壁の場合
全体を単一の9ミリで均一に刈ってしまうと、横顔のシルエットで後頭部の平坦さが強調されてしまいます。この場合、トップから後頭部のつむじ周辺を9ミリにし、アンダー(襟足付近)を6ミリから段階的に短くする「テーパーフェード」を取り入れることで、目の錯覚を利用して後頭部に疑似的な丸みを作り出す技術が有効です。
2. ハチが張っている場合
頭頂部の角が張っている人は、頭が四角く見えがちです。サイド(ハチ周り)の髪が9ミリあると角が膨らんで見えるため、ハチの下部分は6ミリ以下でタイトに抑え、トップを9ミリで残すことで、縦のラインを強調した卵型のシルエットに補正します。
3. 彫りの浅い顔立ちの場合
顔のパーツが控えめな場合、均一な坊主は顔の余白を目立たせます。このケースでは、黒縁のアイウェア(メガネ)をプラスしたり、襟付きのシャツやパーカーなど首回りに立体感のある服装を合わせることで、視線を分散させるスタイリングが推奨されます。