調理の途中で粉チーズを切らしてしまった場合でも、冷蔵庫にある他の乳製品を活用すれば、風味を落とさずに代用が可能です。ただし、食材ごとに溶け方や塩分濃度が異なるため、適切な分量調整が求められます。
もっとも近い仕上がりになるのは、ピザ用の細切りミックスチーズ(またはとろけるスライスチーズ)です。包丁で細かく刻んで使用します。ただし、粉チーズよりも水分が多いため、粉チーズ大さじ1(約6g)に対して、ピザ用チーズは約10g(大さじ1杯強)を目安に加えると同等のコクが得られます。パスタやリゾットなど熱を加える料理には最適ですが、シーザーサラダのような冷菜では溶けないため、できる限り細かく刻むのがポイントです。
クリーミーなコクだけを補いたい場合は、スキムミルク(脱脂粉乳)またはコーヒー用粉末ミルクに少量の塩を加える裏ワザが役立ちます。粉ミルク小さじ1に食塩ひとつまみを合わせると、乳の風味とまろやかさを補うことができます。
また、ヴィーガン料理や乳アレルギー対応として近年評価を高めているのがニュートリショナルイースト(食用酵母)です。チーズに酷似した発酵の風味とナッツのような香ばしさがあり、大さじ1杯(約5g)で粉チーズとほぼ同等の満足感を生み出すことができます。