車に異変を感じた際、人間の心理には「大事にしたくない」「あと少し走れば目的地に着く」という正常性バイアス(都合の悪い情報を過小評価する心理)が強く働きます。しかし、走行中のタイヤ破損は自分だけでなく周囲の車両や歩行者を巻き込む重大事故に直結します。
安全と経済性を両立させるための、状況別アクション基準は以下の通りです。
【自分で応急キットを使って移動すべき人】
高速道路の路肩や交通量の多い危険な路上で、後続車の追突リスクが高く、最寄りの安全なPA・SAや一般道まで緊急退避する必要がある場合。
【自走を中止し、即座にロードサービスを呼ぶべき人】
サイドウォールに傷や膨らみがある、タイヤがペシャンコに潰れてホイールが接地している、あるいは自宅や安全な駐車場に停車できている場合。無理な自走は高価なアルミホイールをガリガリに削り、修理代を数十万円単位で跳ね上げる結果を招きます。