市場の過熱を受け、ラグジュアリーブランドもメンズラインのイヤージュエリー拡充に躍起だ。パリやミラノのランウェイでは、男性モデルが耳元にシャープな金属ラインを走らせるスタイリングが標準となった。
同時に、日本の伝統工芸技術を活かしたローカルジュエラーの存在感も際立っている。金工師がハンマーでたたき出した鎚目(つちめ)模様のイヤーカフや、職人が一つひとつ削り出した木目金(もくめがね)のイヤーアクセサリーは、海外のコレクターからも熱い視線を浴びている。大量生産品にはない手仕事の温もりと圧倒的な質感が、本物志向を強める現代の消費者の所有欲を満たしているのだ。